はっきり言うならば、アパレル業界のおいてかなりの弱者の立ち位置である。
「なぜ1ブランドとして存在感を発揮しなければいけない立場である我々が、自らこのように公言するのか。」
それは、『WHY NOT 立ち上げStory』でもお伝えしたように、
我々自身も「前向きで冒険的な姿勢を全力でとっている」からである。
このように「自分たちは弱い」と公言するブランドは今までになく、社会にとっても我々にとっても未知であり、今後どのような未来を描けるのか分からない独自性の開拓という、前向きで冒険的な姿勢の表れでもある。
では、「なぜWHY NOTが社会、皆さんにとって前向きで冒険的な姿勢を承認するブランドになり得るのか」
それは、「WHY NOTが未知に飛び込む機会の提供を行うからである。」
恐らく多くの方が、「本当に夏場にきても大丈夫な長袖なのか?」「本当に快適なのか?」と疑問になっていることでしょう。
そして「その疑問心を持つ、その上でそれに飛び込む」
これこそが我々の存在意義の1つでもある。
名前も存在も知らないブランドの、今まで前例がほとんどないの製品。
一方で大手は低価格・高品質を謳って多数の商品発売実績がある。
「Tシャツとして安くはないお金を出して失敗するくらいなら、元から大手の製品を選ぼう。」と多くの方は考えるであろう。
もちろんこの考え方が悪いものではない。素晴らしい考え方の1つであると思う。
他方で、何か新しいコト、モノ、価値観などなんでもいい、
それらを手に入れようと思った場合、ある程度のリスクをとって、自ら飛び込んでいかないと手にいれることはできない。
もし、現状に満足していないのであれば、前向きに冒険的な選択をする方がよほど理にかなっている。
もう少し厳しい言葉で言うと、チャレンジしていないのに新しい理想のモノを手に入れようというのは虫が良すぎる。
仮に飛び込んで失敗したとしても「あー、お金もったいなかったなー」「ミスった選択やったなー」と自らを否定することはやめてほしい。
行動を起こされた皆さんは「勇気あるチャレンジをし、新しい世界に飛び込んだんだ」と捉えてほしい。
もちろん新しい世界に飛び込むのは我々「WHY NOT」でなくてもいい。
ただ、チャレンジをするという勇敢な行動を何かしらでとってもらいたい。
そのきっかけの1つが「WHY NOT」であれば、我々としてはより嬉しい。
もちろん、勇気を持って飛び込んできてくださった方々に「成功体験を積んでもらうのが我々の責任だ」とも考えているので、妥協せずよりよい製品を生み出す努力を行なっていく。
バックデザインの布を買うにあたって、アフリカ現地でも「何時間商品を見てるけど、お前は本当に買うのか?買わへんなら帰ってくれ」と怒られたことも1度や2度ではない。
製造を担当してくださってるメーカーともぶつかった。
それくらい我々は真剣に製品開発に向き合っている。
そして我々自身も、現状かなり壁の高いチャレンジを「WHY NOT」を通して行っている。
ただ、それらは我々だけでは実現することが非常に困難である。
商品を受け取ってくださった皆さんと共に、「WHY NOT」というブランドを作り上げていく必要がある。
皆さんは”ただの購入者ではなく”、”ブランドの創造者である”
我々が目指す未来は次の章でお伝えする。